アーティスト
トラジャル・ハレルTrajal Harrell
- アテネ(ギリシャ)、チューリヒ(スイス)、ジョージア州(米国)拠点。
振付家、ダンサー、研究者として、世界の複数の都市を拠点に活動するトラジャル・ハレル。ダンスの歴史、とりわけ1960年代のニューヨークで生まれたポストモダンダンスやヴォーギング※を交差させた独自の振付で、21世紀の舞踊史にあらたな刺激を与え続けている。2019年からはスイスのシャウシュピール劇場のハウスディレクターであり、シャウシュピールダンスアンサンブルの初代演出家である。
そのハレルにとって特別な存在が、舞踏の創始者である土方巽(1928-1986年)だ。2013年より継続してきた舞踏研究とその再解釈が、ついに2022年の最新作『Sister or He Buried the Body』として結実する。私たちは、ハレルが自身の身体と身振りを媒介に「土方巽をヴォーギングする」特別な瞬間に立ち会うことになるはずだ。さらに今回は2019年のソロ作品『Dancer of the Year』とのダブルビル上演を行う。
※ヴォーギング
1960年代にニューヨークの有色人種とラテン系のLGBTコミュニティから生まれたダンスのスタイル。ファッション誌『VOGUE』に由来し、モデルがランウェイでポーズを決めるように、ポージングの連続と反復で魅せる身振りが特徴的。

- Photo: Orpheas Emirzas
主な作品発表・受賞歴
- 2022
- 『Solo Performance Exhibition』クンストハレ・チューリッヒ、チューリッヒ(スイス)
- 2020
- 『Dancer of the Year Shop #3』サンパウロ・ビエンナーレ、サンパウロ(ブラジル)
- 2017
- 『Hoochie Koochie』バービカンセンター、ロンドン(英国)
- 2016
- 『Caen Amour』アヴィニョン演劇祭、アヴィニョン(フランス)
- 2013
- 『Used Abused and Hung Out to Dry』MoMA、ニューヨーク(米国)
- 2012
- 『Antigone Sr./Twenty Looks or Paris is Burning at The Judson Church (L)』ニューヨーク・ダンス・アンド・パフォーマンス・アワード(ベッシー賞)(米国)
公演情報
『シスター あるいは 彼が体を埋めた ─ Sister or He Buried the Body』
- 日時:
- 7月30日(土)13:00
7月31日(日)18:00 - 会場:
- 愛知県芸術劇場 小ホール
- チケット料金:
- 一般 1,500円
U25 1,000円
2演目セット券 3,000円・当日券は、一般・U25一律+500円となります。
『ダンサー・オブ・ザ・イヤー』
- 日時:
- 7月30日(土)17:00
7月31日(日)13:00 - 会場:
- 愛知県芸術劇場 小ホール
- チケット料金:
- 一般 2,000円
U25 1,500円
2演目セット券 3,000円・当日券は、一般・U25一律+500円となります。