• 《なにもない風景を眺める 2016.11.11》 2016
A16

文谷有佳里

  • 1985年岡山県生まれ
  • ブリュッセル(ベルギー)拠点

主な作品発表・受賞歴

2016 個展「トランス/リアル―非実体的美術の可能性vol.6 文谷有佳里」ギャラリーαM、東京
2014 「第17回岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館、神奈川
2013 「VOCA展2013」上野の森美術館、東京
2012 「ポジション2012名古屋発現代美術~この場所から見る世界」 名古屋市美術館、愛知


美術、音楽、建築のバックグラウンドを持ったドローイングを制作する。作曲を専攻していた大学時代、寸分の隙もない作曲様式の息苦しさから解放されるように、線を描く行為に傾倒していった。以降彼女は、音楽の即興演奏のように、譜面も下絵も迷いもなく、支持体に線を走らせる独自の作風を確立する。繊細で伸びやかな単色の線、有機的な形態の反復と集積。そして画面を大胆に分割し、作品に空間性を与える力強いシャープな直線。リベスキンドの建築図面から影響を受けた時期もあるという彼女の作品は、竣工されないアンビルト建築が持つ無重力的な空間を想起させ、カンディンスキーや武満徹が描いた図形楽譜の系譜にも連なるものである。